ボクシング検定の1級は、2018年に初めて実施されました(2017年は、3級と2級のみ)。

問題が全100問で70問(70点)以上正解で合格となっています。

 

2級と3級では、20問ごとに5つの副題がついていましたが、1級では、20問ずつのくくりではなくなっています。

1~7問は、”[1]ボクシングの競技ルール、規則”、となっています。

8~34問は、”[2]国内ボクシング 歴史・記録”、となっています。

 

ここに2018年の1級の1問目から20問目までの問題と解答を記載しますので、ご活用ください。

2018年の1級の出題順と同じになっています。

 

アプリでは、70%以上の合格(14問以上正解)で合否判定しています。

繰り返し実施して、満点をめざしましょう。
(アプリは、いったん終了して閉じないと再スタートできませんので、画面下部の三角マークをタップして終了して閉じてから、再度アイコンをタップして再スタートしてください。途中でやめた場合は、再開ではなく、再スタートになります。)
太字が正解となります。

 

(1) 正規王者と暫定王者の統一戦の結果引き分けならどうなる?

双方王座を失う,双方そのままの王座,正規は防衛、暫定は失う,暫定は正規に、正規は暫定に


なかなか難しい問題ですね。正規王者は、引き分けなら防衛でしょうから、そこは確定でしょう。
暫定王座は、どうなるの?とうことで、3番もありうるわけですが、そのままなんですね。
知っていないと3番を選ぶ可能性も高いですね。

 

(2) リングの床(地面)からの高さの規定で正しいのは?

3フィート(0.915m),4フィート(1.22m),5フィート(1.53m),6フィート(1.83m)

 

(3) タイトルマッチでのグローブの規定で正しいのは?

未使用品のみ,JBCの検査合格品ならよい,双方の選手が合意ならよい,使用済み品でもよい

 

(4) レフリーが身につけてはいけないものでルールに記載されているのは?

メガネ、指輪、時計,かつら、入れ歯、つけまつ毛,上着、下着、靴下,財布、車の鍵、カード


“メガネ、指輪、時計、その他一切の金属類を身に着けてはならない”、となっています。
金属物で、選手がけがをする可能性を排除するためですね。

 

(5) 体重の単位で使われるポンド、1ポンドは何グラム?

約283g,約453g,約667g,約861g

 

(6) 体重超過でのJBC独自の対応措置で試合中止になるのは、何%以上?

3%,4%,5%,6%


スペースの関係で問題文を省略しています。前日計量で制限体重の何%以上か、というのが正確な問題文です。
このルールは、ルイス・ネリVS山中の世界タイトルマッチでネリに悪質な体重超過があったために作られたルールですね。覚えておきましょう。ちなみにIBFは、当日計量の規定がありますが、こちらは前日計量値よりも10ポンド(約4.5kg)以上だと失格になります。ややこしいですね。

 

(7) 主要4団体の地域王座で、東洋太平洋の地域王座はどの団体?

WBA,WBC,IBF,WBO

※アジアの地域タイトルは以下。日本は、基本、WBCですね。近年は、WBOが、勢力を伸ばしていますね。
WBA: EPBC(旧PABA、ユーラシア太平洋)、JBC未公認
WBC: OPBF(東洋太平洋)、JBC公認
IBF: IBF pan pacific(IBF環太平洋)、JBC未公認
WBO: WBO AP(WBOアジア太平洋)、JBC公認

 

(8) 日本のプロボクシングで世界戦で初の引き分けの試合は?

柴田VSマルセル,輪島VSオリベイラ,ブラフロアVSアポロ嘉男,小林弘VSバリエントス


1968年3月30日、小林弘VSレネ・バリエントス、WBA/WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、15R引き分け(小林の初防衛)

 

(9) WBO世界ミニマム級タイトルマッチの高山VS加納での王座獲得記録は?

高山の4団体制覇,加納の最年少獲得,高山の最年長獲得,加納の最短試合数


2016年8月20日に兵庫県三田市の駒ヶ谷公園体育館で1位の加納陸と2位の高山勝成の王座決定戦で、加納には、最年少王座獲得記録(18歳9か月4日、井岡弘樹の18歳9か月10日が記録)が、かかっていた試合です。結果は、6ラウンド負傷判定となり、高山の負傷判定勝ちとなって、記録とはなりませんでした。高山は、この試合を最後に引退し、東京オリンピックを目指すことを宣言しました。ちなみに、高山は、東京オリンピックの予選敗退で代表権は、獲得できず終わっています。

 

(10) 日本のプロボクシングで初の世界戦の王座決定戦は?

オリバレスVS歌川,アカバロVS高山,三原VSロッキー,バスケスVS上山


オラシオ・アカバロVS高山勝義は、1966年3月1日に行われた試合です。WBA・WBC世界フライ級タイトルマッチの王座決定戦です。当初、この決定戦は、海老原博幸が行う予定だったようですが、けがのために欠場し、高山がやることになったようです。結果は、アカバロの判定勝ちとなっています。2団体の統一王座の決定戦だったということなので、覚えておきたいですね。

 

(11) 日本フェザー級王座の変遷で、林翔太⇒坂晃典⇒?⇒源大輝、の?は

細野悟,大橋健典,久我勇作,天笠尚


2016年9月から2019年6月までの変遷です。問題にしたのは、細野悟が2回王座についているので、ごちゃごちゃになるからだと思いますね。細野悟がどこに入っていたかな、天笠尚もいたな、となりますね。細野悟が2度目のタイトル奪還といった、目立ったニュースがあったら確認しておきたいですね。

 

(12) フェザー級で活躍した豊島政直の珍しい記録は?

5連続1R1分以内のKO勝ち,8連続3RKO勝ち,20連続判定勝ち,8連続引き分け


豊島政直はという選手は、フェザー級の選手で、1968年のデビュー戦から、1ラウンド1分以内のKOで5連続勝利で記録に残っています。ちなみに6試合目も1ラウンドKO勝ちですが、1分11秒で1分を超えているので、5連続という記録になっています。

 

(13) 日本タイトルマッチで史上最短KO記録は?

18秒,24秒,36秒,48秒


元世界フライ級チャンピオンの内藤大助の記録です。2004年10月11日の小嶋武幸との試合で勝っています。内藤選手は、世界戦でも日本人の最短KO負けの記録の34秒という記録ももっています。

 

(14) 次の4選手で日本のプロ公式戦の経験があるのは?

テレンス・クロフォード,エロール・スペンス,ゲンナディ・ゴロフキン,マニー・パッキャオ

※1998年5月18日、後楽園ホールで寺尾新と試合をしています。ノンタイトル戦でパッキャオの1RKO勝ちでした。

 

(15) 日本ジム所属のSフライ級の世界王者で連続最多防衛回数者は?

渡辺二郎,川島郭志,徳山昌守,鬼塚勝也

※渡辺二郎は、合計10回の防衛をしていますが、連続記録は6回なので、ややこしいですね。
渡辺二郎: WBA 6回、WBC 4回、記録6回
川島郭志: WBC 6回、記録6回
徳山昌守: WBC 8回と1回、記録8回
鬼塚勝也: WBA 5回、記録5回

 

(16) 田中、井上尚弥、名城、井岡弘樹の世界王座獲得試合数合計は?

24試合,28試合,32試合,36試合

※田中、井上までは、なんとなくわかるが、名城、井岡弘樹となると覚えていない、という感じでしょうね。
田中恒成: 5戦目
井上尚弥: 6戦目
名城信男: 9戦目
井岡弘樹: 8戦目

 

(17) F原田、大場、具志堅、井岡一翔の世界王者獲得時の年齢の合計は?

82,85,88,91

※ 以下の合計は、82になります。
ファイティング原田: 19歳
大場政夫: 21歳
具志堅用高: 21歳
井岡一翔: 21歳

 

(18) 越本隆志、内山高志、三浦隆司、の世界王座獲得時の年齢の合計?

88,93,98,102

※ 以下の合計は、93になります。
越本隆志: 35歳
内山高志: 30歳
三浦隆司: 28歳

 

(19) 日本のジム所属選手で外国人の世界王者について正しいのは?

リナレスはメキシカン,サウスポーはナザロフだけ,イーグルはフライ級,クアドラスはライト級

※スペースの関係で問題文、回答文を省略しています。
正確な回答文は、(1)リナレスとクアドラスは、メキシコ出身、(3)ユーリとイーグル京和は、フライ級の世界王座を獲得、(4)ナザロフとクアドラスはライト級で世界王座を獲得、です。リナレスはベネズエラ人、イーグル京和は、ミニマム級、クアドラスは、スーパーフライ級、ということがわかればいいので、省略しても消去法ができるので、問題ないと思います。

 

(20) 次の元世界ヘビー級王者のうち、日本でプロ公式戦の経験がないのは?

イベンダー・ホリフィールド,マイク・タイソン,モハメド・アリ,ジョージ・フォアマン


マイク・タイソン:
1988年3月21日、東京ドーム、3団体(WBA/WBC/IBF)世界ヘビー級タイトルマッチ(防衛3回目)、VSトニー・タッブス、タイソンの2RTKO勝ち
1990年2月11日、東京ドーム、3団体(WBA/WBC/IBF)世界ヘビー級タイトルマッチ(防衛7回目)、VSジェームス・ダグラス、タイソンの10RKO負け

モハメド・アリ:
1972年4月1日、日本武道館、ノンタイトル、VSマックス・フォスター、アリの15R判定勝ち

ジョージ・フォアマン:
1973年9月1日、日本武道館、WBA・WBC世界ヘビー級タイトルマッチ(初防衛)、VSホセ・ローマン、フォアマンの1RKO勝ち