ノニト・ドネアは、一時期は、軽量級最強でしたね。
長谷川穂積VSモンティエルのバンタム級統一戦(事実上、記録上は返上同時保持はできない形になっていたので、勝っても統一王者にはなれなかったが)で、当時負け知らずの長谷川をフック一発でマットに沈めたモンティエルは、固い拳をもつハードパンチャーで危険なボクサーというイメージを植え付けられました。
しかし、そのモンティエルとスーパーフライで敵なしになったドネアが対戦、ということで、予想としては、ドネアでは勝てないだろう、と思っていましたが、なんと、左フック一発で、モンティエルは失神。ものすごいKO劇となり、日本のファンは、こいつはすごい、となりました。
そして、そのスタイルは、非常に洗練されていました。
フットワークは、まさに空手のねこあし立ち、といった軽く速い運足で、パンチ力は、破格でした。
今のように崩れたスタイルではなかったですね。いまは、得意の左フックを振り回しすぎで、むかしのパーフェクトなスタイルではなくて残念です。
スーパーバンタムまであげて、日本人チャンピオンの西岡とやって、西岡をあっさり倒しました。
その後は、金メダリストのリゴンドーとやって、判定負け。これで1時代を終えることになりました。
ここまでは最高の選手でしたね。
↓ドネアのKO集。すごいですよ。
↓WBSSの1回戦。WBAスーパー世界バンタム級王者に勝ちチャンピオンに。チャンピオンが自爆負傷したのですが、内容的には圧勝。
↓WBSSの2回戦。テテと統一戦の予定が、テテが負傷で欠場。代役のヤングを左フック1発で沈めた。これで決勝にコマを進めた。
WBSSで井上尚弥と優勝をかけて戦うことになるのか楽しみですね。
その前に井上がロドリゲスに勝って、統一王者になり決勝に進めるのか、それも楽しみです。
井上尚弥が決勝にくれば、ドネアと真っ向勝負するでしょう。
これで今後のドネアの方向性も決まってくるでしょう。