スポーツ雑誌のナンバーで将棋?


 

将棋ファンの多くの方が購入しているらしく、結構売れているらしいです。
記念になりますからね。おすすめです。

 

スポーツ雑誌のナンバーで、将棋?ということで話題になっていますね。

ご参考まで、ここでも、とりあげておきたいと思います。

 

雑誌のタイトルが「スポーツグラフィック ナンバー」というタイトルなので、これまでスポーツをメインにした内容しかありませんでしたが、今回は初めて、スポーツ以外の将棋がメインの内容となりました。

この雑誌では、ボクシングの特集のときがあり、わたしもそのときに購入することはありますが、毎回購入はしていないですね。しかし、将棋ということでめずらしいので、手にとってみました。

将棋は、頭脳のスポーツということのようですね。

確かに、eスポーツは、ゲームですが、すでにスポーツの分野に入り込んでいますからね。
国体の1種目になっています。

 

それで、話題ということもあり、わたしも購入してみました。

なにを隠そう(隠すつもりもないですが)、わたしも将棋のアマチュアの3段(正式に免状をもっています。指導者にもなれるんですよ。)をもっているんです。

なので、知っていました。

しかし、ペーパー3段で、雑誌の応募で取得しているので、真の実力はハテナ?というところですが、TVゲームでは、初段レベルの相手に勝てるぐらいなので、実際は初段ぐらいのレベルかな、といったところです。

将棋マニアのはしくれ、といったところです。

 

ところで、なぜ、将棋の内容となったか、それは、藤井聡太、なる天才プロ棋士の誕生が引き金になっていますね。表紙の少年は、その藤井 聡太(ふじい そうた)という天才プロ棋士なのです。

 

なぜ、そんなに騒がれるのか、とにかく、出世のスピードが、けた違いだからですね。

 

これまで、強い棋士はもちろんいたわけですが、羽生善治(はぶ よしはる)、というスーパー棋士以外に目立った天才がでてこなかったわけです。

そんな中で、AI(コンピュータープログラム)がでてきて、プロ棋士もAIには、かなわんかね、なんて雰囲気になってきたころに、登場しましたね。これで、プロ棋士同志の戦いが、またおもしろくなってきた、というわけです。(すでに、AIは、実際にはプロ棋士のレベルを超えているんですね。まだ、勝った負けた、といった感じのことを言っていますが、これは、コンピュータにリミッターをかけているから起きていることです。コンピュータの性能をどこまでもあげてもいい、ということになった場合、おそらく、プロ棋士でもまったく歯がたたないということになるでしょう。そりゃそうですよね、コンピュータは計算ミスは、しませんからね。)
そもそも、将棋を知らない人は、将棋なんてやったってしょうがない、ぐらいに思っているかもしれません。

しかし、プロはまったく違いますね。

将棋のタイトル(いわゆるチャンピオン)は、現在8つあって、それぞれ優勝賞金が違うわけですが、いちばん賞金が高いタイトルの竜王(りゅうおう)は、タイトルを取ると賞金がおよそ4000万円です。しかも、1回の防衛戦が約束されますから、1回の防衛戦で負けても半分の2000万円が手に入ることを考えると、6000万円が約束されます。ものすごいことですね。完全にプロとして成立している競技といっていいですね。

プロになる夢をもってやれる競技なんです。

なので、まさにプロスポーツ選手と同列にみてもいい存在なんですね。

 

その将棋のプロ、そう簡単になれないところが、この競技の厳しいところです。

知らない人は、将棋で遊んで金ももらえるんだからいいね、なんて軽々しく言うわけですが、プロになるのは、野球なんかと同じで、全国優勝したメンバーからしかなれない、なんてレベルなんですね。

なので、大会で全国優勝した人しかいない、なんて感じなんですね。

スポーツなら、すごいな、とすぐにわかりますが、これがいまいちわかりにくところですが、かなりのレベルなんですね。

プロの段位は、アマチュアの段位のおよそ10倍といわれています。

わたしは、アマチュア3段をもっているんですが、プロで言えば、プロ10級ですね。

アマチュアの最高段位の6段が、プロの6級です。

6級は、プロでは、まだ稼ぐことができない研修生ですから、プロでもないですが、プロに当てはめるとそういうことになります。

アマチュアの最高段位でも、プロの一番下の段位であるプロ4段には遠く及ばないのです。

プロは、4段からプロ棋士といわれます。

プロ3段というプロに1歩手前の天才たちが、しのぎを削り、1年に数名がプロ4段になり本当のプロになれます。

この時点で天才なわけですが、この藤井聡太という天才は、1年で3段から4段になり、プロになりました。

史上最年少の14才ですから、中学生ですね。このプロ3段を抜け出すのが、相当の試練といわれていますから、中学生で1発で突破は、ものすごいことなわけです。まわりは、全国優勝したつわものばかりなわけですからね。この3段を抜け出すには、3段リーグという総当たりのリーグ戦で、全勝とか1敗とかでないと突破できないわけですからね。同じレベルであれば、1勝でもものすごくたいへん、というレベルになるでしょう。

こんな中で、将棋でお金を稼いでいるわけです。これがそもそも驚異的なわけですね。

その後、4段になっても、プロの自分より格上の人とばかり対戦していくわけですが、29連勝という新記録をつくりました。これも驚異的だとわかるでしょう。

それで、これまでにいない天才プロ棋士がでてきた、ということで、将棋マニアがさわぎだし、将棋界に活気がでてきたわけですね。

とにかく、その辺のサラリーマンよりもお金を稼ぐ、スーパー高校生(現在18才)となっているわけです。

そして、将棋マニアは、その将棋の内容に面白さを感じるわけですが、そこは、ここでは割愛します。

将棋の内容を言葉で表現するのは至難の業です。不可能に近いですね。

棋譜と数字の羅列が必要ですし、ここでどう考えたか、それも必要です。かなりのボリュームになりますし、実際にどう考えたかは、そこでリアルタイムに見ていないと感じられないものでもあります。

単純にいえば、AIのような新しい戦法で勝つので、すごいということになります。

そもそも、これまでの戦法をマネしているだけでは、自分より格上の棋士には勝てないわけですから、当然といえば、当然なわけです。

AbemaTVの早指しのトーナメントで、藤井聡太が、渡辺明 名人を撃破して優勝した棋戦。
金を寄っての馬からの守りが絶妙ですね。
このスピードで指してると、天才ぶりがよくわかりますね。
すごいとしかいいようがない。


名人戦のリーグ戦の順位戦で谷川9段に勝った解説動画。
ふつうは思いつかない3九銀打ちがすごい、という解説ですね。
詰将棋の発想の問題でしょう。
同じ局面で、AIならどう打つのか、いまの時代はそういう発想になりますね。
AIをこえているんでしょうか。

今回、棋聖(きせい)と王位(おうい)という2つのタイトルをとり、8段になったので、このような大々的な特集となったわけですね。

それで、将棋とボクシングというと、将棋ボクシングというものは、ないですが、パロディのような形でやられたことはありますね。これは、チェスボクシングというものをまねしたものです。チェスボクシングは、チェスをして、ボクシングをしてを繰り返す競技ですね。詳しくは知りませんが、マイナー競技として実施されているようです。

なので、将棋とボクシングの関係は、それほどない、とは思います。

しかし、ボクサーで将棋をやっている人は多いようですね。

やはり、戦うという点が非常に似ているんでしょう。

1対1の真剣勝負、ですね。

 

そして、戦略や戦法というものが、勝敗を左右するおもしろさが似ていますね。

そういうマニアックな部分を楽しむ部分が似ているのでしょう。

 

プロボクシングの元世界チャンピオンの内藤大助選手も、かなりの将棋マニアで、将棋も強いようですね。

アマチュアボクシングで活躍した須佐勝明選手は、ロンドンオリンピックに出場したオリンピアンですが、プロ棋士になれるほどの実力があったという情報を見たことがあります。

 

ボクシングも将棋という勝負の世界と関連していくのも、おもしろいですね。

将棋のスタイルで居飛車と振り飛車というものがありますが、これは、ボクシングのオーソドックスとサウスポーのような感じですね。

将棋にスピードという概念がありますね。お互いに1手づつ指す将棋にスピードという概念があるのもおもしろいですね。スピードってなんなの?と考えさせられます。単純なものでもないんですね。奥が深いんです。

得体のしれない難しさという点は、ボクシングにも将棋にもあるので、そういう部分も似ているかもしれません。

 

ボクシング界でいえば、藤井聡太は、井上尚弥でしょう。

井上尚弥の4団体統一、藤井聡太の8大タイトル同時保持、の日本で成し遂げられていない偉業を生きている間に見てみたい、もんですね。

 

わたしが購入したナンバー。

ボクシング関連の記事もありますので、ボクシングファンも楽しめる内容になっています。
おそらく、ボクシングファンに将棋ファンも結構いるということを知っていての内容となっている感じですね。

  

 

将棋ファンの多くの方が購入しているらしく、結構売れているらしいです。
記念になりますからね。おすすめです。

 


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