スーパーライト級:ダダシェフが試合後に死亡(リング禍)
スーパーライト級で、いわゆるリング禍(りんぐか、試合で選手が死亡すること)が起きました。
死亡した選手は、マキシム・ダダシェフ(IBF3位、ロシア、28才、13勝11KO無敗)です。
リング禍が起きたのは、まさに日本のボクシングファンが楽しみにしていた、中谷正義 VS テオフィモ・ロペス(IBF世界ライト級タイトル挑戦者決定戦)がメインの興行内の試合でおきました。
2019年7月19日(金)のアメリカ(メリーランド州、MGMナショナルハーバー)での試合ですね。
IBF世界スーパーライト級タイトルの次期挑戦者決定戦の試合で、ノンタイトルのスーパーライト級12回戦の試合です。
相手は、サブリエル・マティアス(プエルトリコ、IBF9位)です。
試合は、11ラウンドを終えて、コーナーに戻ったときに容態が悪くなり、セコンドが棄権を申し出ました。
なので、この試合の結果は、棄権による、TKO負けになりました。
ダダシェフは、リングをおりてから、吐き気をもよおし、昏倒したそうです。
病院に運ばれ、脳の手術となりましたが、助からなかったようです。
おそらく、脳出血でしょう。
当然、ボクシングは、頭部打撃のある危険なスポーツで、これまでもリング禍は、何度も起きています。
人間、死んだらおしまい、ですから、死のリスク管理は、すべてに優先しますね。
当たり前のことです。
しかし、プロの選手というのは、死と隣り合わせですね。
大金を稼ぐためのリスクでもあり、ハイリスクハイリターンの職業ともいえるので、難しいところです。
世界ランキング上位のトップレベルの選手ですから、驚きましたね。
決して、ディフェンス技術がお粗末、というわけではありませんね。
ディフェンス技術の向上はもちろんですが、レフリーの早めのストップも必要ですね。
それよりも、あぶないと思ったら、選手自身が試合中でも棄権するのも、許されないとなりませんね。
もちろん、セコンドのタオル投入による棄権も早めにすべきですね。
プロの場合は、お金を払った観客がいるので、棄権というのは、簡単にできるものではありませんが、死んだらおしまいですから、そういうものも容認していかないとだめでしょうね。
いわゆる、プロ意識と相反する部分が、非常に難しいところです。
冥福を祈る、とともに、いずれにしても再発防止に努めてほしいですね。
ボクシングファンも、棄権というものを理解しないとならないですね。
実力差があれば、早めに棄権した方がいい、という理解をしていかないとなりません。
ダダシェフの家族に向けた寄付の活動もされているようです。
ボクサーには、保険みたいなものもないでしょうから、こういう活動をするのをルール化するといいかもしれませんね。
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Along with a direct donation, Top Rank has set up an official GoFundMe campaign to honor the memory of Maxim Dadashev. All proceeds from the page will be donated to Maxim's widow and their 2-year-old son.
Please click below to donate.
https://t.co/6zbrrslPAF— Top Rank Boxing (@trboxing) July 26, 2019